アンカーとトリガー

アンカーとトリガーと言う言葉を安易に理解している催眠術師が沢山居ます。

こんにちは、催眠術師の田村です。

催眠術講座習いに行っても、この部分はしっかり教えてくれる人は余り居ないんですよね。

アンカーはイカリで、トリガーは引き金の事ですよね。

催眠術師さんでも、このアンカーを打ったりして、被験者に記憶させると言う作業をして、

「もう大丈夫!あなたはこの症状が改善した状態をしっかりと覚えてしまいましたからね」

なんて言ってるのを見かけます。

しかし、実はこのアンカーとトリガーと言う単語のせいでミスをしてしまっているんですね。

アンカーとトリガーを単語の置き換えをした方がはっきりと意味を理解できます。

アンカーとは記憶で、トリガーとは発火作業です。

アンカーを打ったらいつでも発火できるわけでは無いのです。

アンカーを打ってから5年後にトリガーを引いても「症状が改善した状態」にはならないのです。

なぜなら、忘れてしまったからです。

しっかりと「症状が改善した状態」を引き出すには、アンカーを打ったらすぐに発火させなければいけません。

2-3日毎に発火させて、脳に回路を形成させる事が重要です。

回路の形成が出来れば、5年後でも発火します。

アンカーとトリガーの使い方がわかってないと、催眠術の使い方を知っているとは言えないですよね。

日本催眠術倶楽部

催眠術師 田村

tamura@j-002.net

2014,01,26 日曜日 08:41 PM