12/15 東京新宿 カウンセリング総合技術錬成会

■日時

2016年12月15日 21:30~22:30

■場所

東京都新宿区西新宿7丁目8−3 ミスズビル501号 ヒプノセラピー マジックアワー

■詳細

カウンセリング総合技術錬成会

悩みとは何でしょうか。それは、自分の思い通りになっていない状態です。

そもそもこの「悩んでいる状態」の捉え方が問題です。

「問題」とされる状態が問題なんです。

心理療法によって、そもそもこの「問題状況」の捉え方も「原因」も違いますから、当然「対処法」もそれに基づいて変わっていきます。

浅い問題か、根深い問題か、どちらにアプローチするかによっても、選択する技法が当然変わって然るべきです。解決を目指すのか、解消を目指すのかというところから、ビリーフチェンジを狙うなら、どのレベルのビリーフを扱うのか、あるいはどの感情を扱うのか。過去の原因(記憶)を扱うのか、それともそれには触らずに解決志向のアプローチだけで済ますのか。相手と自分の関係性によっては、自分にとって使いやすくても、その場では使いづらい技術というものもあるでしょう。

カウンセラーやセラピストには、より多くの観点があればあるほど、より精密なカウンセリングやセラピーが可能になることは、論を待たないでしょう。もちろん、この観点には繊細な感覚も含まれており、それが最適なタイミングで、自然体で使えることも大切なことです。

その数1000を超えると言われる各種の心理療法には、それぞれ得手不得手があり、情報収集や状態の理解に特に役立つものや、特に解決の方に使える技法が多いものなどあり、たいていのセラピストは、ひとつの技法を中心に使いながらも、その技法の弱いところを、別の技法で補ったりして使っています。非言語だけ使うより、言語も使えたほうが、より効果を高められるというものです。

経験上、多くのカウンセラーやセラピストが、狭い範囲の技術習得にこだわって、全体的な視野を見失って、「木を見て森を見ず」の状態に陥りやすいことを、私はいやというほど見てきました。NLPだけを追求してきた人にはNLPを追求してきた人特有の落とし穴、対人関係療法、認知行動療法etc、それぞれに長所と短所が存在します。

コミュニケーションというのは生き物ですから、その訓練というのは、その人の全人格がそこにはっきりと現れます。それはカウンセリングでも同様です。コミュニーケーション上の特徴が、カウンセリングでもはっきりと出てしまう。誘導グセや相手を見ないグセ、アドバイスしたいグセや相手を信頼できないグセ、援助したいグセや焦りグセやごまかしグセetc。これらは自分ではなかなか気づくことが難しく、作文の添削と同じように、他人から見てもらって指摘してもらうことが最も効果的な練習方法です。

この錬成会では、古今東西の心理療法の各種技法とその使い所を紹介しながら、実際にカウンセリングの練習をする中で、人の悩みとは何なのか、人の心の細やかな変化や、自分の状態の変化、感情の正体、人間の心の地図の有り様、関係性による変化、言葉の選択による変化、姿勢による変化、コミュニケーションパターンの分析など、人のコミュニケーションの奥深さを感じていただきながら、少しずつカウンセリング上手、ひいてはコミュニケーション上手になっていただこうという趣旨の会にしたいと思います。私が数十年かけて学んできたことを、折角なので少しづつでも伝えていきたいと思います。

継続して参加していただければ、より良い人生を生きる秘訣もついでに手に入ることでしょう。お楽しみに。

【参加費】  2万円

【定員】 8名

【申込締切】 お申し込みは講座開催日の前日正午時〆切です。

【受講資格】 非言語催眠(オールセット)講座を修了していること

【申込方法】 下記お問い合わせフォームに「参加希望」と入力の上送信ください

【主催】 日本催眠術倶楽部

【講師】 公認講師 上条豊

2016,11,11 金曜日 10:30 PM

お問い合せ

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