07/21 東京池袋 催眠コミュニケーション講座(感情編)
開催日時 2013年7月21日(日 13:00-19:00)
開催場所 東京都豊島区東池袋3-7-11 東カングランドマンション池袋キャッスル305号
関係性によって人を動かすラポールを考えたときに、権威性のラポールと安心ラポールの2つの方向性に分けて考えることができます。
権威というと、肩書きがすごいとか長年のキャリアや実績があるとか、現実的に時間をかけて積み上げていく必要があるもので、短期間に身につけるのは困難であるようにも思います。
しかしこれは、操作可能な部分です。
安心ラポールの方も、例えば初対面で、自分が変えたくないと思っている部分がいつの間にか変わっているというようなことは起こりにくいようにも思います。
だからメンタリストが誘導をかける部分というのは、相手にとってあまり重要ではないささいなことに照準を合わせていることが多いようです。
しかしその一方で、あの人はどうしてあんなに変わってしまったのだろうということも現実にはよく起こっています。
人間には強力なホメオスタシス(恒常性維持機能)が備わっていると言いますが、その一方で、人間は日々確実に変化しています。
NLPや交流分析、各種心理療法では、変化を邪魔する要因を無効化しながら、小さな変化の部分に焦点化することで、小さな変化を雪だるま式に大きくしていくことで、短時間に相手に大きな変化が起こるよう働きかけます。
感情を乗せることで、小さな変化をさらに大きくすることができます。その人にとって特に重要なのは感情のかかわる部分ですから、感情変化を引き起こせれば、大抵の変化を引き起こすことが可能です。
これを言語と非言語の両面から行う講座を開催します。
また、昆虫が光に集まってくるように、人間も安心・幸福・愛情を感じると、それに寄り添おうとしますから、土台として、安心・幸福・愛情をメッセージとして発することが出来、相手に上手に伝えられれば、変化し易い場をつくることができます。
実は実力のあるセラピストは、このあたりの根本的な重要性に気づいています。
例えば東豊さんの本にも、そのメタファーが自分の奥義として解説されてあります。
自分の幸せな上手くいっている感情を相手に移していくということです。
これを同調とトランスを使って、伝わり易い工夫をして精度を上げて、さらには繰り返しトレーニングを積むことによって、周囲を変化させ易い人になっていきます。
コミュニケーションを上手くいかせる基本部分ですから、スキスキ催眠にも使えるでしょうし、
交渉ごとにも使えるでしょう。
そして、周囲に影響力を及ぼす人になっていくでしょう。
出会った人とすぐに仲良くなるということも、よく起こって来ることです。
コンビニの店員と仲良くなったり、電車で向かいに座った人と、言葉を交わす前から通じ合って、お互い笑顔になって、以前から仲の良い友達であったようになるなど。
これは非言語のみでもいけますが、言語をちょっと使うと格段に精度があがるので、そのための言語パターンも解説します。
これはナンパでもよく使われている言語パターンです。
ナンパというと顔をしかめる人もいるかもしれませんが、初対面の人と短時間でラポールを深める最も洗練された技術の1つです。
ただ言語パターンだけでは力が無いので、目や表情の使い方、声の出し方、体の使い方、イメージの使い方、そしてあり方(Being)をこれと合わせる必要があります。
内容をまとめると、人間の意識や無意識・感情が変化する仕組みの解説と、それを引き起こすための言語的非言語的方法論、その中でも感覚的に学ぶ必要のある部分をワークし、伝授します。
ノンバーバルヒプノ講座の土台となる部分を鍛える意味もあるので、ノンバーバルヒプノ講座の受講生にもお勧めの内容になっています。
コミュニケーションの土台となるオリジナルの非言語技術を配置してあります。
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こんにちは、催眠コミュニケーション講座を担当している上条です。
私が講座の名称を「催眠コミュニケーション講座」としたのには、普段のカジュアルなコミュニケーションに実際にすぐに役立てて欲しいという思いがあります。
ですので、講座の構成は、普段のコミュニケーションですぐにでも使えるものを多く入れてあります。
それに、奥の深い非言語のテクニックと、長期的にはマスターしておくと役立つ技術。
少し意識しておくと、時間が経てば経つほど熟成されるように、生活の中で慣れていって上達させられる技術。
非言語催眠練習会の2次会で参加者に内容を少し紹介して感想や要望を尋ねたところ、そんなにたくさんのことを時間内に教えきれるんですかと言われました。
もちろん用意したもの全てを教えるというよりも、その中から参加者のニーズによって取捨選択していくわけですが、それでも一日だけで全てマスターできるわけではありません。
それは(非言語クラスと重なる部分で)毎月の練習会に参加していただくという形でのアフターフォローになります。
コミュニケーション技術に幅を持たせられると、人とかかわることがとても楽しくなってくるものです。
例えばNLPやコーチングなどのコミュニケーション技術を学んできた人でも、何かしら欲しかった技術は教わったとしても、習った人の9割くらいはあまり使えていないのではないかという印象があります。
古典催眠習得のネックも、実践の場が多くあるかどうかにかかっています。
できるだけ、日常生活の延長線上に技術があるように、技術を使いやすく整えて、いつでも使える技術を多く伝えていきたいと思っています。
卒業生はぞろぞろいても、使えない人ばかりでは意味が有りません。
たくさん時間をかければ良いというのでも無いでしょう。
この講座には、NLPやコーチング、現代催眠などコミュニケーション技術をたくさん他所で習ったけれど、なんだか上手く使えないという方に、特に来て欲しいと思っています。
武術、ボディワーク、整体、演劇やダンスなどのパフォーミングアーツ、気功、古典催眠、催眠療法、現代催眠、NLP、各種心理療法、各種セラピー、それぞれは一続き(OnePiece)に連なるものです。
このどれかを習われた方は、習得も速いだろうと思います。
ただ正直、Yesセットを言語面のみで扱うような極めて浅い部分を扱う時間は無いので、レベルはけっこう高めで設定しています。(もちろん、参加者の方の状況にあわせますが。)
エリクソン入門に載っているような月並みな内容を説明するわけではなく、エリクソンが実際に使っていたであろう技術の使い方の本質部分や鋭敏さを鍛えます。
それは一般的には高度な技術であろうと思います。
初めから高い山を狙うわけですが、その方が多くの学びが得られ、効果も加速すると思います。
鋭敏さの中でも最も基礎となるのは、体感覚の鋭敏さです。
体感覚の鋭敏さが重要な理由を、ここで説明しておきます。
例えば相手に触れるというコミュニケーションは大きな意味を持っています。
音声ファイルが数十メガバイトの大きさのファイルになるとして、
画像ファイルは数百メガバイトの大きさくらいとします。
それでは触覚情報をファイルにするにはどのくらいの大きさになるでしょうか?
触覚の固さ(やわらかさ)などのさわり心地の質や度合い、あたり方、温度などの複雑な情報、
それらの時間的(リズムなど)・空間的(方向性など)分布の仕方を考慮すると、
とても大きなファイルになることが想像できます。
伝わっている情報量が多ければ当然相手に大きな影響を及ぼせますから、
相手に入力できる情報量が多いことが、まずは相手に大きな影響力を及ぼすポイントになります。
鋭敏さが上がることでさらに倍増するということです。実際に触れる必要は必ずしもありません。
あとはこちらの伝え方と相手の受け取り方によることになります。
相手の反応、フィジカル・フィードバックも大切なポイントです。
それでは心をファイルにできるとして、どれだけの大きさのファイルになるでしょうか?
普通に生活していたら見えなかった広い大きな新世界が広がってゆくような、
そんな印象を持ち帰っていただけたらと思います。
参加費:110,000円
会場費込
ご興味の有る方はぜひ受講して下さいませ。
お申し込みはメッセでご連絡下さいませ。
追って受講手続きをお知らせします。
7月19日までに参加者1名以上で開催します。
上限人数12名
再受講:催眠コミュニケーション講座(感情編)卒業生の方は、20,000円で再受講できます。
日本催眠術倶楽部公認講師 :上条豊
主催 :日本催眠術倶楽部
メール: tamura@j-002.net
お問い合せ : お問い合わせはでメールでお願いします。