[瑞香]ラオウ系女子～前編～
えー、なんだかんだ言って
女という生き物は
自分の存在価値を対人関係から見出そうとするらしいですぜぃ。
どーも、瑞香です。
これはどういうことかと言いますと
例えば、仕事のミスで上司に怒られたとします。
「どうなってるんだキミは！！」
男性はミスした箇所だけを反省し、「よし、次は間違わないぞ！」と気持ちの切り替えが速いと言われていることに対し
女性はミスした箇所を含めて「あー、私、こんなのもできなくてどうしよう」と人格否定された気分に陥りやすく、憂鬱な気持ちを引きずりやすいということです。
その逆、人から優しくされたり、大切にされたりすると
自分はそれを受ける価値がある存在だと確認ができ、前向きな気持ちになったりもします。
これが、女性が恋愛一色の生活になりやすい原因の一つです。
相手が自分にとって大切な人であればあるほど、
自分の価値を感じやすくなる。
だから大好きな彼から「誰よりも好きだ」と言われた瞬間は
自分の存在価値を感じた瞬間であり、
とてもとても幸せな時間なのです。
しかしながら、その幸福感は永続しません。
「ねー、私のこと好き？」
と何度も聞いてしまう人は、こういう理由からです。
最初は好きだったとしても男性側はゲンナリしてくるかもしれませんね。
好きだって言ってるのに何度も聞いてくる、度が過ぎるならば「俺のこと信用してないの？」と思い始めてくることでしょう。
誰だって自分を認めてくれない人のそばにはいたくありません。
「好きは好きだけど、なんか一緒にいると疲れる」
「ペース狂うなぁ、俺、お前好みの愛情表現できないよ…」
「うーん、もしかしたら俺じゃない男と一緒にいた方がコイツの幸せになんじゃね？やべ、なんか『じゃあ別れる？』とか勢いで言っちゃいそう…。」
そこで男性はクールダウンとして少し距離をとろうとします。
もちろん間違ってはいません。
彼には彼の友達関係があり、仕事があり、人生があるのですから。
恋人にすべてを捧げる為に生まれてきたのではありませんし、
彼女に対していくら愛情を持っていても、
仕事が忙しかったり精神的に疲れていたりすると、恋愛を後回しにする選択を取ることもあるでしょう。
問題は、女性が
「自分にかまってくれない＝自分は愛されてない」と感じて苦しくなるときに始まります。
ある日突然、仕事が忙しくなって連絡がなくなったとき女性は、一気に動揺して不安になります。
「彼は私のこと好きじゃなくなったの？」
「私は何か悪いことをしたのかもしれない」
と感じ始め、苦しくなります。
そして連絡なしが続くと、その苦しみも続くので、彼に憎悪の念を持ち始める人も中にはいます。
これは男性の皆さんはわからないと思いますが
地獄のような苦しみです。
「会う時間がなくても、メールくらいできるんじゃないの！？涙」
だって、自分が逆の立場だったら、メールくらいはできるからです。
そうゆう仕様なのです。
同じPCでもマッキン○ッシュとウィンド○ズが違うように、同じ人間でも性質が違うのです。
ただ、女性もバカではありません。
男性が仕事で大変なとき、
時間的に無理という場合もあれば、精神的に無理という場合もあることくらい百も承知です。
けれどもあなたを待つ時の女の苦しみは
絶え間ない責め苦を受けているに等しいのです。
どのような心境か例えて言うならば
『あと数日で、あなたが築いてきたキャリアも職も全て取り上げる予定です。
貯金を切り崩しながらとりあえずは生活して、次の職を見つけてくださいね。
で、正式な日時が決定したらこちらから連絡するんで、それまで自宅待機してもらっていいですか？』
と宣告された時のようなもんでしょうか。(かなーり乱暴な置き換えで例えてしまいましたが)
さて、リアルに想像してみてどうでしょう。
揺らぎませんか？今までの自分の存在価値は何だったのだろうかと。
むなしくなりませんか？こんなゾンザイに扱われるような評価だったのだろうかと。
確認したくなりませんか？一体自分はどこに非があってこんな仕打ちを受けるのだろうかと
その後の未来まで想像すると耐え難い苦しみを胸に感じませんか？
異論はあると思いますが個人的には立場を置き換えて考えたらこんな感じなんじゃないかと思いました。
もちろん男性心理をもうちょっと理解してあげればいいのにー…と内心思う女性もたくさんいます！
かくいう私も「わかっちゃいるけど腹立つわ」と思う時があります。
きっとそういう時って男性側にも私に対して不満があるんでしょうけどね。
「男の存在証明は仕事なんだよ！」っていうのが真の意味で理解できる薬があればいいのに……
そしたら多分、
今までピーピー言ってた彼女も『理解できるからこその共感』になって
あまり四の五の言わなくなると思う
…でも薬の配分間違ったら
ラオウみたくなると思う。
続く：ちょっと長くなるので分割しまーす。
