催眠状態の無意識レベルでの防御
ゴールデンウィーク出張講座が終了いたしました。
催眠術師の田村です。
今年のゴールデンウィークは北海道で雪が降るなど、天気が異常でしたね。
さて、本日は催眠のお話です。
人は催眠状態になっても無意識レベルで自分に不利な暗示は受け入れないと言う説があります。
そのような暗示はストレートに入れると暗示は入りませんが、補助する情報を入れると暗示は受け入れたりするのです。
例えば「自殺しろ」と言う暗示は通常受け入れがたいものですが、
テロを起して敵国にダメージを与えるなど、名誉有る死を迎えれば来世では報われる。
等の補助情報を与えると容易く暗示を受け入れる場合が有ります。
本日のお話はこの催眠状態でのセキュリティーフィルターのお話ではなく、こんなお話は言語催眠の話なので、意識のフィルターがどう動作するかの可能性の話でしか無いのです。
ちなみにこの催眠状態でのセキュリティフィルターは、被験性によると言うのが答えですが、言語催眠研究家の方々にのたまってもらえば良いと思います。
日本催眠術倶楽部では言語催眠は元より非言語暗示挿入に関する研究を日々行っていて、ノンバーバルヒプノでは、言語催眠で課題となるこのようなテーマが全く論じられないのです。
と言うか、素通りですからね。
被験者は防御できないのです。
もちろん、結界を張るなどと言った事も可能ですが、ノンバーバルセコンド講座では結界の破り方もお教えしているので、通常は防御は難しいと考えられます。
ノンバーバルヒプノでは悟られずに暗示挿入を行う為に、意識のフィルターにセキュリティチェックされることが無いのです。
この事実が何を意味しているか、どう活用するのかを考えると楽しいと思います。
実際の施術例では
●旦那の浮気をやめさせる(旦那に悟られずに、浮気させない暗示を与える事が出来る)
●悪い事をしようとしている人に悟られずにその計画を辞めさせる
●言語では受け入れない指導に従わせる(子供のしつけ等)
悟られずに操作をすると言う行為ができる為に、目に見えずに人間関係の操作が可能になるのです。
もちろん、本人の嫌がることを強要するのは良くないので、モラルにしたがう必要が有ります。
言語催眠で大きく課題になるこの「意識によるセキュリティチェック」がノンバーバルヒプノでは無いという事が、この催眠術(催眠技術)の幅を広げます。
ノンバーバルヒプノは素晴らしいですね。
日本催眠術倶楽部
催眠術師 田村
2014,04,23 水曜日 07:51 PM