言語と非言語の狭間で
皆さんアニメは好きですか?
おはようございます。催眠術師の田村です。
今日は非言語考察です。
アニメ「ハウルの動く城」で、荒地の魔女がソフィーに90歳のおばあさんになってしまう魔法をかけたインパクトの強いシーンは覚えていますでしょうか?
ソフィー 「……? あの、お店はおしまいなんです。すみません、鍵をかけたつもりだったんですが……」
荒地の魔女 「安っぽい店……安っぽい帽子。あなたも十分、安っぽいわねえ。」
ソフィー 「……ここはしがない下町の帽子屋です! どうぞ、お引き取り下さい! 」
荒地の魔女 「荒地の魔女に張り合おうなんて、いい度胸ね。」
ソフィー 「荒地の魔女?……あっ! 」
術をかけるシーン・・・
荒地の魔女 「その呪いは人には話せないからね。ハウルによろしくね、フフフフ……」
この後、ソフィーはアニメ中大半が90歳のおばあちゃんになってしまいます。
さて、これは何が起こったのでしょうか?
まず、被験者の状態は驚愕状態にしていたのではないかと思われます。
誰が見てもおばぁさんになっていると言うのはまた恐ろしい術ですね。
これは当倶楽部で講義している「アンカーとトリガーの埋め込み技術」等が使われているのではないかと推測できます。
物を見ると特定の感情を感じるように出来る技術なので、例えば
「このパワーストーンを見ると悲しくなる」
「自分の携帯電話を見ると楽しくなる」
等のように発動する事が可能です。
ですから、この場合は感情変化ではなく、幻覚が起きると言う暗示を入れたのではないでしょうか?
「ソフィーを見るとお婆さんに見える」
という暗示です。
これは悲しい暗示ですね。
自分が鏡を見てもお婆さん。
他人が鏡を見てもお婆さん。
どこに行ってもお婆さんとして扱われ、実際自分が見てもお婆さんなのです。
当倶楽部で言う「ホメオスタシス固定」技術でいつまでたっても解けなくしているのであれば悲劇そのものです。
荒地の魔女恐るべしですね。
日本催眠術倶楽部
催眠術師 田村
tamura@j-002.net
2013,08,19 月曜日 06:07 AM